みなさん、こんにちは。全世界長期投資家のごうかくです。
この記事では、米国高配当ETFであるVYMについて紹介をします。
VYM(バンガード・米国高配当株式ETF)とは
VYMは米国企業の高配当銘柄の約400社をまとめたファンドです。
全体的にバランスよく分散されており、配当と値上がり益の両方を期待できるETFです。
VYMは高配当のETFのため、キャッシュフローを充実させたいFIRE民にとっては欠かせないETFではないでしょうか。
VYMの基本データ
VYMの基本データを見ていきましょう。
- インデックス : FTSEハイディビデンド・イールド・インデックス
- 経費率 : 0.06%
- 直近配当利回り : 2.85%
- 組入銘柄数 : 約400銘柄
- 設定日 : 2006年11月10日
信託報酬
ファンドを運用するためのコストの一つに信託報酬があります。
VYMの信託報酬は0.06%と非常に安くなっています。
競合する米国高配当ETFで有名なHDVは0.08%、SPYDは0.07%なので、最も低いコストで運用しています。
ファンドの純資産額
VYMの純資産額は世界で30位で、約400億ドルが運用されています。
ちなみに、米国高配当ETFで有名なHDVは約70億ドル、SPYDは約50億ドルなので、運用規模は桁が違います。(2021年7月)
VYMの株価について
VYMのチャートを長期的に見ると株価は年々上昇し続けており、米国経済の強さが見て取れます。
VYMの配当金について
VYMの配当金は株価の上昇とともに年々上昇し、2020年の平均分配金は2.91ドルでした。
大納会の株価基準で算出した配当利回りは3%~3.5%程度を安定的に推移しています。
VYMの配当金の支払月は3、6、9、12月の年4回です。

VYMの組入銘柄(上位10銘柄)
VYMの組入銘柄ですが、米国高配当銘柄で連続増配企業が名を連ねています。
配当を期待したときに安心して保有できる優良企業が多いです。
名称 | ファンドの割合[%] |
---|---|
JPモルガン・チェース・アンド・カンパニー | 3.57 |
ジョンソン・エンド・ジョンソン | 3.29 |
ホーム・デポ | 2.67 |
プロクター・アンド・ギャンブル | 2.49 |
バンク・オブ・アメリカ | 2.41 |
コムキャスト | 1.95 |
エクソンモービル | 1.86 |
ベライゾン・コミュニケーションズ | 1.84 |
インテル | 1.81 |
AT&T | 1.72 |
VYMの投資対象セクタ比率
VYMの投資対象セクタについて説明します。
VYMは主に、金融・生活必需品・ヘルスケア・資本財・公共事業のセクタが多数を占めています。

S&P500との比較
VYMと米国株の指数S&P500を比較してみましょう。
コロナショック前までは同程度の上昇をしていましたが、VYMは2020年に大きく下落し、戻りが弱いことがわかります。
また、リーマンショックでの下げ幅も、S&P500よりも大きいことがわかります。

税金について
米国ETFは、支払われた配当金に対し10%が課税されます。
VYMのETFを所持している場合、配当金に対し米国で10%,日本で20.315%の二重課税がかかります。
そのため、確定申告で外国税額控除をして取り戻す必要があります。
確定申告をする必要があるため、ふるさと納税のワンストップ特例制度は使えなくなります。
VYMを積み立てた成績発表
私はVYMを毎月1回1株ずつ積み立てています。
今回はその結果についてご紹介したいと思います。

国内約定日 | 銘柄名 | 取引 | 約定数量 | 約定単価 |
---|---|---|---|---|
2021年07月01日 | バンガード 米国高配当株式ETF VYM | 定期買付 | 1 | 104.16 |
2021年06月04日 | バンガード 米国高配当株式ETF VYM | 定期買付 | 1 | 106.89 |
2021年05月06日 | バンガード 米国高配当株式ETF VYM | 定期買付 | 1 | 103.97 |
2021年03月02日 | バンガード 米国高配当株式ETF VYM | 定期買付 | 1 | 96.4 |
2021年02月02日 | バンガード 米国高配当株式ETF VYM | 定期買付 | 1 | 91.67 |
2021年01月04日 | バンガード 米国高配当株式ETF VYM | 定期買付 | 1 | 90.57 |
2021年の1月から積立を開始しています。
積立を初めてまだ7ヶ月しか経っていませんが、世界全体の株価回復基調に乗りながらプラスの収益を上げることができています。
なぜか4月に買付ができていませんが、おそらく余力不足だったのではないかと考えています。
今後は他の銘柄とのリスク・リターンを勘案しながら、積み立て数量を考慮していきたいと考えています。
まとめ
米国高配当ETFのVYMについて解説してきました。
VYMは米国の有名な高配当株が、様々なセクタに満遍なく組み入れられているので安心して保有できる銘柄です。
金融や生活必需品のセクタが多いため、他の米国高配当ETFであるHDVやSPYDと組み合わせて保有すると、セクタ分散ができるためよりリスクは低くなります。
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