みなさん、こんにちは。全世界長期投資家のごうかくです。
この記事では、米国高配当ETFであるHDVについて紹介をします。
HDV(iシェアーズ・コア 米国高配当株 ETF)とは
HDVは米国企業の高配当銘柄の約70社をまとめたファンドです。
全体的にバランスよく分散されており、配当と値上がり益の両方を期待できるETFです。
HDVは高配当のETFのため、キャッシュフローを充実させたいFIRE民にとっては欠かせないETFではないでしょうか。
HDVの基本データ
HDVの基本データを見ていきましょう。
- 運用会社 : ブラックロック
- インデックス : モーニングスター配当フォーカス指数
- 経費率 : 0.08%
- 直近配当利回り : 3.31%
- 組入銘柄数 : 約70銘柄
- 設定日 : 2011年3月31日
信託報酬
ファンドを運用するためのコストの一つに信託報酬があります。
HDVの信託報酬は0.08%と安くなっています。
競合する米国高配当ETFで有名なVYMは0.06%、SPYDは0.07%となっています。
ファンドの純資産額
HDVの純資産額は約70億ドルが運用されています。
ちなみに、米国高配当ETFで有名なVYMは約400億ドル、SPYDは約50億ドルです。(2021年8月)
HDVの株価について
HDVのチャートを長期的に見ると株価は年々上昇し続けており、米国経済の強さが見て取れます。
HDVの配当金について
HDVの配当金は株価の上昇とともに年々上昇し、2020年の平均分配金は3.57ドルでした。
大納会の株価基準で算出した配当利回りは3.0~4.0%程度を安定的に推移しています。
HDVの配当金の支払月は3、6、9、12月の年4回です。

HDVの組入銘柄(上位10銘柄)
HDVの組入銘柄ですが、米国で有名な高配当銘柄が名を連ねています。
配当を期待したときに安心して保有できる優良企業が多いです。
名称 | ファンドの割合[%] |
---|---|
エクソン・モービル | 8.41 |
ジョンソン・エンド・ジョンソン | 7.36 |
ベライゾン・コミュニケーションズ | 6.32 |
シェブロン | 6.15 |
プロクター・アンド・ギャンブル | 5.67 |
フィリップモリス | 4.82 |
メルク・アンド・カンパニー | 4.22 |
コカ・コーラ | 4.16 |
シスコシステムズ | 4.07 |
ブロードコム | 3.83 |
HDVの投資対象セクタ比率
HDVの投資対象セクタについて説明します。
HDVは主に、生活必需品・エネルギー・ヘルスケア・公共事業のセクタが多数を占めています。

S&P500との比較
HDVと米国株の指数S&P500を比較してみましょう。
コロナショック前までは同程度の上昇をしていましたが、HDVは2020年からの戻りが弱いことがわかります。

税金について
米国ETFは、支払われた配当金に対し10%が課税されます。
HDVのETFを所持している場合、配当金に対し米国で10%,日本で20.315%の二重課税がかかります。
そのため、確定申告で外国税額控除をして取り戻す必要があります。
確定申告をする必要があるため、ふるさと納税のワンストップ特例制度は使えなくなります。
まとめ
米国高配当ETFのHDVについて解説してきました。
HDVは米国の有名な高配当株が、様々なセクタに満遍なく組み入れられているので安心して保有できる銘柄です。
生活必需品やエネルギーのセクタが多いため、他の米国高配当ETFであるVYMやSPYDと組み合わせて保有すると、セクタ分散ができるためよりリスクは低くなります。
【関連記事】米国高配当ETFであるVYMについて

【関連記事】米国高配当ETFであるSPYDについて

コメント