みなさん、こんにちは。長期投資家のごうかくです。
この記事では、長期米国債に投資ができる【TLT】iシェアーズ 米国債20年超ETFを購入しましたので、その理由について紹介します。
債券投資の特徴
債券の種類には、日本国債・米国債・投資適格社債・ハイイールド社債・新興国債券などがあります。
特に国債は、長期国債や短期国債などの種類があります。
債券投資は下記のような特徴があります。
- 定期的に利息収入が得られる
- 株式と比較して値動きが安定している
- 株式とべ動きが異なるため、分散投資になる
株式と債券の値動きの違いを見てみましょう。

債券は、株式と比べ値動きが低いことがわかります。
値動きが安定しているため、一般的に債券投資は、インカムゲイン(利息)で利益を得る事が目的と考えられています。
しかし債券価格も変動しますので、キャピタルゲイン(値上がり益)も狙うことが出来ます。
債券は、金利が上昇すると価格が下落し、金利が下落すると価格は上昇します。
債券ETFの特徴
債券ETFには下記のような特徴があります。
- 株式と同様に株式市場で簡単に売買ができる
- 株式ETFのように、様々な種類の債券に幅広く分散投資ができる
- 購入単価が安いので少額から投資ができる
債券ETFの利息は、配当金という形で分配されます。
債券ETFは株式ETFと同じように、安価で手軽に始められることが特徴です。
TLT iシェアーズ 米国債20年超ETFの特徴
TLTの特徴について説明します。
TLTはアメリカの20年超えの長期国債に投資を行うETFです。
- 運用会社 : ブラックロック
- 経費率 : 0.15%
- 直近配当利回り : 1.68%
- 設定日 : 2002年7月26日
アメリカ国債を運用するETFは
- 1~3年の国債を集めたSHY
- 7~10年の国債を集めたIEF
- 20年超の国債を集めたTLT
があります。
その中で最も期限が長い債券を集めたETFがTLTです。
債券は期限が短くなればなるほど、現金に近い特徴となり、利回りも下がる傾向にあります。
そのため、TLTは上記の3つのETFの中で最も配当利回りが高い銘柄です。
TLTの購入方法
TLTを購入するには2つの方法があります。
米国市場でTLTを購入する
近年、多くのネット証券で米国株が簡単に取引できるようになりました。
TLTは、下記の大手ネット証券で購入することが出来ます。
国内市場で2621を購入する
国内市場でもTLTに投資することが出来ます。
2621 iシェアーズ 米国債20年超ETF(為替ヘッジあり)
注意点として、為替ヘッジありということです。
また上場日が2020年10月15日であり、日本国内での販売において日が浅いことが特徴です。
TLTの投資戦略
債券は、金利が上昇すると価格が下落し、金利が下落すると価格は上昇します。
そのため、長期債券の金利が下落する局面で購入することができれば、値上がり益を得ることが出来ます。
投資戦略は、短期と長期で分ける必要があります。詳しくは↓↓↓

TLTは値動きが安定しており配当金も出るため、リスクが低く長期で安定した運用に適していると考えています。
資産の大半を株式にしていると、値動きが激しく精神的につらいと思います。
また資産の大半が株式の場合、株式市場が大きく下落した際に、すべての資産価値が下落してしまため、株式を安く買う機会を損失してしまいます。
株式が大きく下落した際は、債券を一部売却し、株式の購入に当てるようなリバランスをすることで、より効率的な資産運用が出来ます。
そのため、TLTなどの債券は【守りの資産】として、ポートフォリオの一部に組み入れておくことをおすすめします。


筆者の投資戦略
私はSBI証券でTLTを10株保有しています。
株式下落のリスクヘッジとして保有しています。
先日購入したばかりなので評価損益はプラスマイナスゼロです。
今後は現行で積み立てを実施している「eMAXIS Slim先進国債券」と並行して積み立てていきたいと考えています。
まとめ
TLTの特徴や投資戦略について紹介してきました。
債券投資というと敷居が高いと感じられる方も多いと思います。
しかし、債券ETFを使用することで、株式投資のように簡単に安価に購入することが出来ます。
資産配分の【守りの資産】に組み入れて、効率的な投資を実施してみてはいかがでしょうか。
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