みなさん、こんにちは。コモディティ投資家のごうかくです。
この記事では、コモディティである農業商品に投資ができる【DBA】インベスコDBアグリカルチャー・ファンドを購入しましたので、その理由について紹介します。
なぜ農業商品に投資しようと思ったのか
まず、私がなぜ農業商品に投資をしようと思ったかについて説明します。
守りの資産と分散投資のため
農業商品は私達の生活に欠かせない商品であり、価格は安定しています。
そのため、分散投資の一環として、長期インデックス投資の株価が下がった際の保険として機能すると考え、積立購入をしています。
現在株式市場において株価は上昇基調で、これらと比較すると農業商品はパフォーマンスは悪いです。
しかし、株式市場は循環するため、いずれ調整が来ると考えています。
株式との相関係数が低い農業商品ETFを保有しておくことで、資産減少を回避することができ、ポートフォリオ全体のリスクを下げながら運用することができます。
株価が下がった際は、農業商品ETFを売却し、安くなった株を購入するリバランスを実施することで、効率的な投資が実施できると考え、この農業商品ETFであるDBAを購入しています。
長期的な上昇が見込まれるため
世界の人口は年々増加しており、食料の需要は上がり続けています。
世界の飲食料市場規模は、特にアジアで大きく伸びると見込まれています。

農業商品は過剰な投資により、長年価格が下がり続けてきました。
しかし近年、生産調整が実施され始め、価格の下落に歯止めがかかるのではないかと考えられています。
また、中央銀行による大量の紙幣の発行により、お金の価値が目減りしてきてしまっています。
そのため、農業商品は長期的に上昇すると考え、積立投資を投資をしています。
DBA(インベスコDBアグリカルチャー・ファンド)の特徴
DBA(インベスコDBアグリカルチャー・ファンド)の特徴について説明します。
DBAは、主要な農業商品にに投資が可能な米国ETFです。
- 運用会社 : インベスコ・パワーシェアーズ・キャピタル・マネジメント.
- 経費率 : 0.79%
- 直近配当利回り : なし
- 購入銘柄数 : 農産品10銘柄
- 設定日 : 2007年1月5日
複数の農業商品に広く分散
DBAの大きな特徴は、農業商品10銘柄に分散されていることです。
農業商品に対して個別に投資する方法としては、先物やCFDで投資することが可能です。
農業商品の個別取引はリスクが高く、銘柄の吟味を十分にする必要があります。
しかし、米国株ETFであるDBAを購入すれば、農業商品の10銘柄に分散して投資をしてくれるため、安心して農業商品に投資を実施することができます。
DBAの投資対象商品
投資対象商品について説明します。
投資対象銘柄の農業商品は、下記の10銘柄です。

1つの商品に大きく偏ることなく、満遍なく様々な商品に分散されています。
食用牛は食肉として出荷される牛(Live Cattle)、素牛とはこれから飼育される仔牛(Feeder Cattle)です。
手頃な経費率
農業商品は先物を扱うためロールオーバー費用がかかります。
しかし、ETFやCFDだと運用会社が自動でロールオーバーを実施してくれるので、手間を省くことができます。
経費率は0.79%と若干高めですが、ロールオーバーコストを考えると妥当と考えています。
DBAの株価の推移
DBAの株価や配当の推移について見ていきましょう。
株価推移
DBAのチャートを長期的に見ると2011年に35ドル台をつけてから、価格は13ドル台へ下落し、現在は17ドル程度を推移しています。
右肩下がりですが、コモディティは数十年にわたる大きな価格変動の波があるため、今後の上昇に期待です。
S&P500および金価格との比較
DBAと米国株の指数S&P500および同類のコモディティーである金価格ETFであるGLDと比較してみましょう。
DBAとS&P500の比較
DBAとS&P500の比較について説明します。
S&P500は上昇トレンドに対し、DBAは下落トレンドです。

DBAと金価格(GLD)の比較
DBAと金価格(GLD)の比較について説明します。
2019年から金価格は上昇しているのに対し、農業商品価格は下落し続けています。

DBAは長期的に下落していますが、価格が下落してもドルコスト平均法で購入し続けることができれば、今後のDBAの価格次第で他の商品を上回る大きなリターンを得ることが出来るでしょう。
長期積み立てでは、下落したほうが有利という記事↓

まとめ
農業商品に分散して投資可能な、DBA(インベスコDBアグリカルチャー・ファンド)について紹介してきました。
現時点では、DBAの価格は低迷していますが、今後のコモディティーサイクルで大きな上昇が期待を期待して、長期積み立てを実施しながら、今後の値上がりを期待してみてはいかがでしょうか。
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