みなさん、こんにちは。インデックス投資家のごうかくです。
2021年6月29日にSBI証券から超低コストのインデックスファンド「SBI・V・米国高配当株式インデックス・ファンド」が設定されたのでご紹介します。
SBI・Vシリーズとは
SBI・Vシリーズは米国の大手投資運用会社・バンガード社のETFに100円から投資できる投資信託です。
- 世界初のインデックス型投資信託を個人投資家に提供した、世界最大規模の資産運用会社
- 幅広い投資家に低コストで投資ができる機会を与えた資産運用会社
みなさんが投資資金は、ファミリーファンドへ投資され、バンガード社のETFに投資・運用していくファミリーファンド形式をとっています。

請求目論見書に委託会社およびファンドの関係法人との契約等の概要の記載があります。

SBI・V・米国高配当株式インデックス・ファンドの紹介
SBI・V・米国高配当株式インデックス・ファンド(以下 SBI・V・米国高配当株式)について説明します。
設定日は2021年6月29日でバンガード・米国高配当株式ETF(VYM)へ投資をしています。
バンガード・米国高配当株式ETF(VYM)とは
VYMは米国企業の高配当銘柄の約400社をまとめたファンドです。
VYMの特徴について説明します。
基本データ
VYMの基本データを見ていきましょう。
- インデックス :FTSEハイディビデンド・イールド・インデックス
- 信 託 報 酬 : 0.06%
- 配 当 利 回 り : 2.85%
- 組 入 銘 柄 数 : 約400銘柄
- 設 定 日 :2006年11月10日
信託報酬が安い
ファンドを運用するためのコストの一つに信託報酬があります。
VYMの信託報酬は0.06%と非常に安くなっています。
競合する米国高配当ETFで有名なHDVは0.08%、SPYDは0.07%なので、最も低いコストで運用しています。
投資先のセクタ比率
VYMが投資している主なセクタは
- ヘルスケア
- 金融
- 消費財
に分散して投資されています。
ファンドの純資産額
VYMの純資産額は世界で30位で、約400億ドルが運用されています。
ちなみに、米国高配当ETFで有名なHDVは約70億ドル、SPYDは約50億ドルなので、運用規模は桁が違います。(2021年7月)
VYMの株価について
VYMのチャートを長期的に見ると株価は年々上昇し続けており、米国経済の強さが見て取れます。
配当金について
VYMの配当金は株価の上昇とともに年々上昇し、2020年の平均分配金は2.91ドルでした。
配当利回りは1.3~2.8%程度を安定的に推移しています。

SBI・V・米国高配当株式は、配当が再投資されます。
再投資された運用金は基準価額として反映されます。
税金について
米国ETFは、支払われた配当金に対し10%が課税されます。
VYMのETFを所持している場合、米国で10%,日本で20.315%の二重課税がかかります。
そのため、確定申告で外国税額控除をして取り戻す必要があります。
SBI・V・米国高配当株式は、課税後の配当金を自動で再投資してくれるので、手間が省けるメリットがあります。
人気の理由
VYMが人気の理由として
- 経費率が安い
- 高配当
上記の2つの理由で、とても人気があると考えられます。
楽天・米国高配当株式との比較
楽天にも同様にVYMに投資するファンド楽天・米国高配当株式があります。
こちらと比較してみましょう。
投資銘柄が同じですので運用のパフォーマンスは同じです。
信託報酬(コスト)を比較してみましょう。
- 楽天・米国高配当株式 0.192%
- SBI・V・米国高配当株式 0.1238%
信託報酬(コスト)は低いほうが有利ですので、SBI・V・米国高配当株式が優れています。
最近では、SBI証券と楽天証券が信託報酬で熾烈に争っているため、楽天・米国高配当株式の信託報酬も変更されるかもしれません。
信託報酬ではSBIが圧勝ですが、投資信託には隠れコストもあります。
詳しくは下記の記事をご覧ください。

隠れコストは、次回の運用報告書で確認・比較することが出来ます。
また、SBI・V・米国高配当株式はSBI証券でしか買うことが出来ないので注意が必要です。
SBI証券の口座開設はこちらから高配当株式銘柄だが配当金は出ない
SBI・V・米国高配当株式は高配当銘柄のVYMに投資をしていますが、配当金は投資信託内で再投資されるため投資信託から配当金は出ません。
その代わり基準価額に反映されるため、投資信託の値上がり益として利益を享受することが出来ます。
SBI・V・米国高配当株式では、配当金生活は出来ないので注意が必要です。
まとめ
SBI・V・米国高配当株式について紹介してきました。
高配当銘柄のVYMに投資をしていますが、配当金は再投資されるため出ません。
楽天・米国高配当株式よりも信託報酬が安いということが特徴です。
成長株よりも高配当株が好きな方は購入してみてはいかがでしょうか。
SBI・VシリーズはSBI証券から購入が可能です
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