みなさん、こんにちは。投資歴7年のごうかくです。
この記事では、投資初心者が気になるつみたてNISAのについて、
- つみたてNISAとはなにか?
- つみたてNISAって儲かるの?
- つみたてNISAってお得なの?
などについて解説している記事です。
つみたてNISAに詳しくなって、投資への一歩を踏み出してみましょう!
つみたてNISAの特徴
つみたてNISAの特徴を見ていきましょう。主な特徴は次の5つです。
- 積立金額は年間40万円が上限
- 投資で得た利益が全額非課税
- 非課税で投資可能な期間は最長20年
- 投資方法は「積立投資」のみ
- 投資対象は、金融庁の基準をクリアした投資信託のみ
更に詳しく見ていきましょう。
積立金額は年間40万円まで
つみたてNISAの年間投資金額の上限は40万円までです。
年間投資金額の上限40万円なので、1ヶ月あたりの投資上限金額は33,333円になります。
証券会社のホームページで、投資したい商品を1つまたは複数選び、月間の積立購入合計合計が33,333円以内になるように設定します。
設定すると自動で積立が開始されます。
積立金額や商品はいつでも無料で変更することができます。
投資で得た利益が全額非課税(メリット)
つみたてNISAでは投資で得た利益に対する税金が、全額非課税になります。
つみたてNISA以外の特定口座などを使っている方は、投資で得た利益に対し20.315%の税金がかかります。
例えば10,000円で投資信託を購入し、15,000円になって売却した場合、5000円の利益となります。
特定口座では利益の5,000円に対し20.315%の税金がかかるため、1,015円の税金がかかり、手元に残るのは5,000円から1,015円を差し引いた3,985円になっていまいます。
しかし、つみたてNISAならば非課税のため、上の例の場合5,000円が手元に残ります。
投資を始めるならば、特定口座より先につみたてNISAの口座を解説してみてはいかがでしょうか。
非課税で投資できる期間は最長20年
つみたてNISAで非課税で投資できる期間は最長20年になります。
20年間の中で、1年間の購入限度の40万円を上限に購入したり、売却ができたりします。
積立の年間金額の上限が40万円なので20年の積立上限は800万円になります。
20年間の非課税運用期間はあくまで「最長」であって、「20年間売ってはいけない」ということではありません。
またおすすめしませんが、積立を「休止」したり「解約」することも可能です。
積立を「休止」したり「解約」するとデメリットが大きいため、継続して積立を実施することをおすすめします。
継続した積立をおすすめする理由は、①世界のGDPは成長し続けていることと、②ドルコスト平均法で経済が下落した際に安く購入できるからです。
この2つについて説明します。
成長し続ける世界経済
日本にいると経済の成長は感じられませんが、世界のGDPは年間平均4%成長しています。
そのため、全世界投資すると理論値で年間4%ずつ成長して増えていくことになります。
毎月33,333円で20年間、4%の複利運用をした場合、最終的な金額は12,225,698円で約422万円程度の運用益がでる計算になります。
下記に年間4%で20年間複利運用したシミュレーション結果をグラフで示します。

赤い部分が運用収益ですが、年月が経つにつれて大きく増えていることがわかります。
これは複利効果というもので、時間をかければかけるほど指数関数的に運用収益が増える効果で、アインシュタインは複利を「人類最大の発明」と評しています。
特定口座の場合、422万円に対し税金が20.315%がかかるため、85.7万円が税金として徴収されます。
しかし、つみたてNISAは非課税なので85.7万円分を得したと捉えることができます。
株式相場は短期的に見ると価格が乱高下しますが、長期間で平均すると右肩上がりです。
そのため投資を実施するメリットは大きいと考えています。
下記に全世界を投資対象としたVTのチャートを載せました。
リーマンショックで大きく落ち込んでいますが、長期で見ると右肩上がりということがわかります。
ドルコスト平均法の恩恵を受けられる
ドルコスト平均法とは、毎月同じ金額を積み立てていくことで、相場が下がった時は投資商品を多く購入可能な手法です。
価格が下がり続けていても利益を出せたり、価格が上がり続けているのに損失が出たりなど直感とはだいぶ違う投資成績になります。
購入した投資信託の価格が下落した際は、一時的に含み損になります。
しかし、価格が下落した際は、投資信託を同じ積立金額でより多く購入できるため、むしろチャンスです。
詳細なシミュレーションを実施していますので、気になる方は下記の記事を御覧ください。

投資方法は「積立投資」のみ
つみたてNISAの購入方法は積立投資に限定されます。
買いたい時に購入ができないのがつみたてNISAのルールです。
毎月決められて積立期間で自動で買付が行われます。
ネット証券では、毎月・毎週・毎日積立などの設定ができますので、自分の好みの積立期間で買付を実施することができます。
毎月・毎週・毎日積立のどれが最も収益が高いかについての、シミュレーションも実施しているので、ぜひご覧ください。

つみたてNISAはネット証券がおすすめ
つみたてNISAはネット証券がおすすめです。
- 手数料が安い
- 商品設定が豊富
- ネット証券のみで販売されている商品がある
- 積立期間を設定できる
- 窓口に行かずに変更がすぐに可能
一番大きな理由は、ネット証券は手数料が格段に安いからです。
窓口だと人件費がかかりますが、ネット証券だとコスト削減ができているため手数料も抑えられています。
また、商品設定が豊富であったり、ネット証券でしか販売されていない商品もたくさんあります。
特に手数料が破格の商品は、ネット証券でしか取り扱っていないものが多いです。(eMAXIS Slimシリーズや楽天・全米株式など。)
私はSBI証券もしくはPayPay証券の証券会社が使いやすいためおすすめしています。
どちらもつみたてNISAに対応しており、少額から投資をスタートすることが出来ます。
クレジットカード決済の場合は毎月1日の買付となる
SBI証券と楽天証券では、クレジットカードでの投資信託の買付が可能です。
SBI証券は三井住カード、楽天証券は楽天カードでの積立が可能です。
クレジットカードで積立購入を実施すると、購入金額に対し、SBI証券は0.5%、楽天証券は1%のポイントが付与されるため非常にお得です。
貯まったポイントは投資信託の再投資が出来るので、効率的に投資をすることが可能です。
クレジットカードで決済する場合は、毎日・毎週積立ができず、毎月1日の買付になります。
ポイントが貯まるクレジットカードには種類が決まっているため注意が必要です。
もし対応していないカードで支払った場合、ポイントが付与されませんのでよくご確認ください。
投資対象は金融庁の基準をクリアした投資信託のみ
つみたてNISAで購入できる商品は、金融庁お墨付きの投資信託しか購入できません。
投資信託は手数料が非常に高額な商品が多いですが、そのような商品を初心者が間違って買わないように、つみたてNISAでは金融庁のお墨付きの投資信託のみが購入できます。
そのため、初心者でも安心して購入することができます。
初心者の方には、手数料が安く、全世界に分散している投資信託をおすすめしています。
まずは全世界に投資が可能で、投信ブロガーが選ぶ!Fund of the year 2020で1位を獲得したeMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)などを購入してみると良いかもしれません。

毎日100円積み立てたシミュレーション結果もリンクを貼っておきますので、購入する判断材料として見ていただければと思います。

まとめ
つみたてNISAについてご紹介してきました。
非課税というおおきなメリットがある、つみたてNISAの口座をぜひ開設してみてはいかがでしょうか。
全世界の経済の成長を感じながら長期で運用し、老後の資金やお子さんの教育資金などの一助として実践してみてはいかがでしょうか。
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