みなさんこんにちは、新興国投資家のごうかくです。
私は定期的にインド株ETFのEPIを積立買付しています。
この記事では
- インド株に積立投資した損益が気になる
- インド株の概要や戦略を知りたい
- インド株投資の方法がわからない
のような方々におすすめのページです。
なぜインドに投資しようと思ったのか
まず、私がなぜインドに投資をしようと思ったかについて説明します。
インドは人口が世界で2位であり、10年以内に1位の中国を抜くと言われています。
GDPも2000年付近から急成長をしており、注目されている新興国の一つです。
また近年インドではIT産業が台頭してきています。理由として①公用語が英語②アメリカと時差が12時間ということが考えられます。アメリカのシリコンバレーで開発途中のソフトウェアをインドのインドで引き継ぎすれば、シリコンバレーの人たちが寝ている間にインドの開発者がその続きを開発出来るからです。
MicrosoftやGoogleのCEOがインド出身ということも有名な話です。
インドに投資する方法
インド株に投資する方法について説明します。
私は、インド株に投資をするのであれば、米国ETFであるEPIをおすすめしています。
理由としては
- 個別株はリスク(変動幅)が大きい
- 個別株は情報が少ない
- 日本でインド株のETF購入はEPIに限られる
があげられます。下で詳細を見ていきましょう。
EPIの購入が最適解な理由
日本の証券会社を使用してインドに投資する際、最善の方法はETFであるEPIを購入することが最適解だと考えています。
理由として、日本の証券会社がそもそもINDAなど時価総額が大きいETFを扱っていなかったり、EPIは手数料が安いということがあげられます。
EPI : ウィズダムツリー インド株収益ファンド
EPIの詳細
ウィズダムツリー・インディア・アーニング・インデックスに連動
運用会社 : ウィズダムツリー
経費率 : 0.85%
配当利回り : 1.01%
配当利回りが年間の手数料である経費率より多いため、手数料で損をするようなことはありません。
構成銘柄は以下の通りです。
名称 | ファンドの割合 | 業種 |
---|---|---|
HDFC | 7.79 | 金融 |
インフォシス | 6.66 | ITサービス |
リライアンス・インダストリーズ | 5.53 | 石油化学 |
タタコンサルタンシーサービシズ | 3.53 | ITサービス |
ICICI銀行 | 3.01 | 金融 |
ラーセン&トゥブロ | 2.32 | 建設業 |
インドステイト銀行 | 2.11 | 金融 |
インドガス公社 | 2.01 | ガス |
パワーグリッドコーポレーション | 1.90 | 送電 |
ナショナル・サーマルパワー | 1.84 | 電力 |
インド国内の大手企業が手堅く組み込まれているETFです。
EPIが購入可能な証券会社
SBI証券
SBI証券は通常の買付手数料として0.45%かかります。
しかし、EPIを購入する場合は買付手数料が無料なことが強みです。
手数料がかからないため敷居が低く、初心者におすすめです。
DMM証券
DMM.com証券の取引手数料は約定代金にかかわらず一律0円です。
四季報・みんかぶ・モーニングスター・株式新聞なども無料で閲覧できます。
米国株式に取引手数料がかからないため敷居が低く、初心者におすすめです。
マネックス証券
マネックス証券は買付手数料がかかりますが、買付手数料分を全額キャッシュバックしてくれます。
米国ETFが非常に充実しており、おすすめの証券会社です。
その他インドETF(国内主要取引所では購入できない)
EPI以外のETFについてご紹介します。
以下にご紹介するETFは、国内の取引所で取り扱っていないため購入は難しいです。
INDA : iシェアーズ MSCI インディア・インデックス ETF
運用会社 : ブラックロック
経費率 : 0.69%
構成銘柄は以下の通りです。
名称 | ファンドの割合 | 業種 |
---|---|---|
リライアンス・インダストリーズ | 9.9 | 石油化学 |
インフォシス | 7.48 | ITサービス |
HDFC | 7.11 | 金融 |
ICICI銀行 | 5.21 | 金融 |
タタコンサルタンシーサービシズ | 4.61 | ITサービス |
ヒンドゥスタン・ユニリーバ | 3.05 | 家庭用品 |
アクシス銀行 | 2.66 | 金融 |
バジャジ・ファイナンス | 2.57 | 金融 |
バーティ・エアテル | 2.07 | 電気・通信 |
ブラックロック・キャッシュ・ファンズ トレジャリー | 1.88 | その他 |
INDAはインドETFの中で純総資産と出来高が最も大きいETFです。
本来はINDAを購入したいのですが、国内での購入は難しいためEPIをおすすめしています。
INDY : iシェアーズ インディア 50 ETF
運用会社 : ブラックロック
経費率 : 0.94%
構成銘柄は以下の通りです。
名称 | ファンドの割合 | 業種 |
---|---|---|
リライアンス・インダストリーズ | 10.45 | 石油化学 |
HDFC銀行 | 9.64 | 金融 |
インフォシス | 7.57 | ITサービス |
HDFC | 6.96 | 金融 |
ICICI銀行 | 6.56 | 金融 |
タタコンサルタンシーサービシズ | 4.8 | ITサービス |
コタックマヒンドラ銀行 | 3.92 | 金融 |
ヒンドゥスタン・ユニリーバ | 3.08 | 家庭用品 |
アクシス銀行 | 2.75 | 金融 |
ラーセン&トゥブロ | 2.74 | 建設業 |
S&P CNX Nifty Indexに連動しています。50企業にしか分散されていないので少々不安です。
こちらの銘柄も、国内の取引所での購入は難しいです。
SMIN : iシェアーズ MSCIインド・スモールキャップETF
運用会社 : ブラックロック
経費率 : 0.76%
構成銘柄は以下の通りです。
名称 | ファンドの割合 | 業種 |
---|---|---|
ボルタス | 1.62 | 製造業 |
クロンプトングリーブスコンシューマーエレクトリック | 1.45 | 製造業 |
ブラックロック・キャッシュ・ファンズ トレジャリー | 1.37 | その他 |
マックス・フィナンシャル・サービシズ | 1.35 | 金融 |
SRF | 1.34 | 製造業 |
ジー・エンターテインメント・エンタープライセス | 1.29 | 情報通信 |
アショック・レイランド | 1.28 | 輸送用機械 |
ローラス ラブス | 1.2 | 衣料 |
アストラル | 1.17 | 製造業 |
ジンダル・スチール・アンド・パワー | 1.11 | エネルギー |
インド小型株のETFです。新興国の小型株は特にボラティリティーが高いため注意が必要です。
こちらの銘柄も、国内の取引所での購入は難しいです。
PIN : インベスコ・インドETF
運用会社 : インベスコ
経費率 : 0.78%
構成銘柄は以下の通りです。
名称 | ファンドの割合 | 業種 |
---|---|---|
リライアンス・インダストリーズ | 9.41 | 石油化学 |
インフォシス | 8.56 | ITサービス |
HDFC | 7.67 | 金融 |
タタコンサルタンシーサービシズ | 5.44 | ITサービス |
ヒンドゥスタン・ユニリーバ | 3.56 | 家庭用品 |
Invesco Government & Agency | 2.23 | その他 |
バジャジ・ファイナンス | 2.16 | 金融 |
バーティ・エアテル | 2.09 | 電気・通信 |
アジア・ペインツ | 2.06 | 製造業 |
HCL テクノロジーズ | 1.77 | 情報通信 |
インベスコのインドETFです。構成銘柄がEPIやINDAと似ているETFです。
こちらの銘柄も、国内の取引所での購入は難しいです。
EPI積立の投資結果
私はEPIを毎月1回積み立てています。
今回はその結果についてご紹介したいと思います。
国内約定日 | 銘柄名 | 銘柄コード | 取引 | 約定数量 | 約定単価 |
---|---|---|---|---|---|
2021/06/02 | ウィズダムツリー インド株収益ファンド | EPI | 定期買付 | 2 | 34.0700USD |
2021/05/06 | ウィズダムツリー インド株収益ファンド | EPI | 定期買付 | 2 | 31.2800USD |
2021/03/31 | ウィズダムツリー インド株収益ファンド | EPI | 定期買付 | 2 | 31.4100USD |
2021/03/02 | ウィズダムツリー インド株収益ファンド | EPI | 定期買付 | 2 | 31.3100USD |
2021/02/02 | ウィズダムツリー インド株収益ファンド | EPI | 定期買付 | 2 | 29.8100USD |
2021/01/04 | ウィズダムツリー インド株収益ファンド | EPI | 定期買付 | 2 | 29.1100USD |
2020/12/01 | ウィズダムツリー インド株収益ファンド | EPI | 定期買付 | 2 | 26.7200USD |
2020年の12月から積立を開始しています。
積立を初めてまだ7ヶ月しか経っていませんが、世界全体の株価回復基調に乗りながらプラスの収益を上げることができています。
今回は実験的に80ドル/月を上限として月初に積立買付を実施しています。
今後は他の銘柄とのリスク・リターンを勘案しながら、積立額を考慮していきたいと考えています。
まとめ
インドへの投資方法について解説してきました。
インドは今後長期的に成長すると考えられている新興国のため、国内で購入可能なETFであるEPIを長期で保有することをおすすめします。
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