みなさん、こんにちは。仮想通貨(暗号資産)投資家のごうかくです。
この記事では、ブロックチェーンどうしをつなぐ技術であるPolkadotについて解説します。
Polkadotの概要
Polkadotの概要について説明します。
Polkadotとは、イーサリアムの元開発者のGavin Wood(ギャビン・ウッド)らによって始動したWwb3.0のプロジェクトで、異なるブロックチェーン間のつなぎ、相互運用できる分散型のWeb世界の実現するものです。
2016年に創設され、2020年5月に公開された比較的新しいプロジェクトですが、時価総額ランキングで常に上位に鎮座している人気の高いプロジェクトです。
Polkadotで流通する通貨の名前はDOTトークンと呼ばれており、ティッカーシンボルはDOTです。
Polkadotの値動きと時価総額
Polkadotの価格の値動きを見ていきましょう。
2020年は5ドル程度で推移していましたが、2021年にビットコインにつられて上昇・下落し、15ドル前後で推移しています。
発行枚数は約10億枚で、時価総額は130億ドルとなっています。(2021年7月現在)
Web3.0とは
Web3.0とは、中央集権的なインターネットから開放されて、プライバシーやデータを自らの手に取り戻そうという考え方です。
Web1.0はホームページ時代、Web2.0はSNS時代、Web3.0時代はブロックチェーン時代です。
Web1.0は、企業のホームページやブログなど、発信者のページに訪問して情報を得るような、データが一方通行の時代です。
Web2.0は、TwitterやFacebookなど、双方向のデータのやり取りが可能なSNS時代です。
Web1.0とWeb2.0は中央集権型と呼ばれ、GoogleやTwitterなどに情報を提供し、その対価としてサービスを受けるような内容です。
サービスを受ける中で、行動履歴や閲覧履歴や購買パターンが収集されるため、個人のプライバシーが知らぬ間に収集されてしまいます。
さらに、収集されたデータが保管されているサーバーがハッキングされると、個人情報が流出してしまう懸念もあります。
このような中央集権の問題を解決するために、インターネットにブロックチェーンを活用した技術をWeb3.0といいます。
Web3.0は、このようなセキュリティー問題をブロックチェーンの力で解決し、自分自身のプライバシーを守っていこうという考え方です。
Polkadotの特徴
Polkadotの特徴について説明します。
ブロックチェーン同士をつなげるはしご役
ブロックチェーンは、別のブロックチェーンと互換性がないため、相互接続をしたり通貨の交換をすることはできません。
Polkadotは、ブロックチェーンどうしを接続して相互運用を実現するために開発されたプロトコルです。
プロトコルとは規格のことで、ブロックチェーンを相互にやり取りするアダプターのようなものだとイメージしてください。
Polkadotのプロトコルでブロックチェーンを作成しておくと、他のブロックチェーンと接続できるようになります。
ブロックチェーンが相互に通信してやり取りできるようになれば、世界中に存在する数千のブロックチェーンが相互運用できるようになります。
Polkadotはメッセージやアイデンティティなど、あらゆる種類のデータをやり取りをすることが可能です。
Polkadotでは、中央にリレーチェーンというブロックチェーンという中心部があります。
このリレーチェーンにパラチェーンというPolkadotの規格に準じて作られたブロックチェーンが接続することで、相互に通信を実施することができます。
既存のブロックチェーンであるビットコインやイーサリアムは、Polkadotの規画に準じて作られていないため、パラチェーンの技術は使えません。
このような既存のブロックチェーンは、ブリッジ(橋)となるパラチェーンを通して接続することが可能です。
これらの開発は、サブストレートというフレームワークがRust言語により提供されており、エンジニアが簡単に開発やカスタマイズをすることが可能です。

Polkadotのコンセンサスアルゴリズム(承認方法)
Polkadotのコンセンサスアルゴリズムについて説明します。
コンセンサスアルゴリズムとはブロックチェーン取引の承認方法です。
詳細は下記の記事をご覧ください。

PolkadotのコンセンサスアルゴリズムはNPoSというプルーフ・オブ・ステークの一種で構築されています。
プルーフ・オブ・ステークとは、簡単に説明すると株主のようなもので、DOTトークンをバリデータと呼ばれる大口に預けてロックしておくことで、 配当金のような報酬が分配されるシステムだとイメージしておいてください。
このように、トークンを預けてロックしておくことをステーキングといいます。
DOTトークンをバリデータに預けておくことで、承認作業を実施してもらったり、改善があった際に投票をしてもらったりできます。
ビットコインのように、莫大な電気を消費して計算をする必要がないため環境に優しく、また計算する必要がないため承認作業が早いことが特徴です。
DOTトークンのステーキングについては後日記事化を検討中です。
Kusamaネットワーク
Polkadotには実験用のネットワークが別にあり、Kusamaネットワークと呼ばれています。
Polkadotと同じようなネットワークを作成し、不具合がないかを実験するプロジェクトです。
ティッカーシンボルはKSMで、 Polkadotと兄弟のような立ち位置のトークンです。
Polkadotの今後の可能性
現在Polkadotの技術を使った様々なサービスを開発する企業が増えています。
このような企業がより良いサービスを提供することで、Polkadotの需要が高まり、価格が上昇していくのではないかと考えられています。
今後のブロックチェーンの発展により、価格上昇を期待してステーキングをしながら保有しておくのも一興かもしれません。
ステーキングについては後日記事化を検討中です。
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まとめ
Polkadotについての特徴などについて紹介をしてきました。
数千あるブロックチェーン同士をつなぐ技術として開発されているPolkadotの今後に期待したいと思います。
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