FX市場で円売りが進んでいる概況

CFD(FXなど)
この記事は約2分で読めます。

FXスイングトレーダーのごうかくです。

ここ数ヶ月間、円安が進んでおり、ドル円およびクロス円が軒並み上昇しています。

ポジション的に見ると、2021年3月から円のロングポジションが減少し、円ショートが緩やかに増加してきました。

下図のオレンジ色が円のショートポジション、緑色が円のロングポジションになります。

ちょうど1年前にコロナショックで円ショートを巻き戻す動きが見られましたが、今年の3月は逆の動きが見て取れます。

黒の棒グラフが円のネットポジション(同一通貨ペアの未決済のポジションに関して、売り取引と買い取引を相殺して、残った実質的な保有ポジション)ですが、ショートポジションが積み上がっていることがわかります。

https://www.oanda.jp/lab-education/oanda_lab/oanda_rab/imm/

週足のチャートを見てみましょう。

1月下旬から円安ドル高方向に進んでいるのがわかります。

ショートポジションの増加と時期が一致しているのがわかりますね。

2021/06/15現在では、強い上昇トレンドの押し目の部分の価格帯になっています。

引き締めの期待感から更に円安ドル高方向に進むのか、株価下落の警戒感でショートポジションの巻き戻しが起きるかの攻防が続くのではないかと考えています。

6月はインフレに関する指数CPI(消費者物価指数)の上振れや、FRBによる量的緩和の縮小などのイベントがあり、不安定な相場が続きました。

今後は金融引締に向けて、相場がより繊細に反応する可能性があるため、レバレッジを大きくかけた投資は控えてトレードをすることが重要です。

IG証券

コメント