節約投資家のごうかくです。
最近スーパーに行くと、たまごの価格が高騰して困っている方々が多いと思います。
この記事では、最近のたまご価格の高騰とその原因について記載します。
現在のたまごの価格
JA全農たまご(株)が公表している1kg当たりのたまごの価格の推移です。

下記の表は2021/06/17の1kgあたりの価格です。
LL | 250 |
L | 260 |
M | 260 |
MS | 275 |
S | 255 |
SS | 205 |
ご覧の通り、3月頃から価格が大きく上昇をしています。
数ヶ月前までは、スーパーマーケットで1パック10個で150円程度だったたまごが、現在では1パック10個で180~220円程度まで高騰しています。
世界的なインフレの影響なのか?
最近、様々なニュースメディアで「インフレが進んでいる」という記事を見かけます。
感染症の影響で一時的に物流が止まっていましたが、ワクチンが開発され、急激に物流が動き始めました。
そのため、世界的な供給不足が生じ、商品の価格が高騰していることが問題となっています。
商品の先物市場でも、原油をはじめ、とうもろこしや大豆の価格が急騰しています。
にわとりの飼料に使われる作物は、一般的にとうもろこし、大麦、小麦、米、米ぬか、大豆、油かすなど、穀物類が使用されています。
私は、にわとりの飼料価格の高騰を受けて、たまごの価格が上がっていると思いました。
しかし、たまごの価格が上昇するのであれば、鶏肉や牛肉など食料品の価格も上がるのですが、今回は大きな上昇はしていませんでした。
そこで私は、詳しく価格高騰の原因を調査してみました。
原因は鳥インフルエンザ
価格の高騰はインフレではなく、鳥インフルエンザの影響でした。
鳥インフルエンザは昨年の11月頃から猛威を奮っており、過去最多の987万羽の殺処分を実施したそうです。
関東以西の広い地域で感染が拡大したことに加え、労働者の不足などで養鶏場の大規模化が進んだことも影響しているとのことです。
養鶏場1戸当たりの採卵鶏の飼育数は2019年に約67,000羽と、2009年の約1.5倍に増えました。
そのため、1戸から1匹感染した鳥が見つかるとすべて殺処分しなくてはいけなく、供給不足が発生したとのことです。
価格高騰に対する対策
料理をする方々にとって、たまご価格の高騰は家計に直撃するので、たまごを安く買いたい方も多いでしょう。
さまざまな場所で価格の調査をした結果、安く買うためには、価格が安定しているドラッグストアやコンビニで購入することが良いという結論に至りました。
私の住んでいる地域のドラッグストアでは、多少の価格上昇はあったものの、10個で180円(税込み)程度で推移しており、スーパーと比べると若干安いです。
この価格高騰がいつ収束するのかについて調べてみました。
にわとりがたまごから孵化して、たまごを生むまで約半年程度かかると言われているため、供給不足が解消されるまで、まだまだ時間がかかりそうです。
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